主訴 1ヶ月くらい前から左の手のひらが痛い時があり、だんだん酷くなってきた。最近は全ての指に軽い痺れがある。整形外科でレントゲンを撮り腱鞘炎と診断された
患部を確認すると若干手が全体的に腫れぼったいが特に炎症はみられない。握力は元から弱く、今回の症状で弱くなったのかは確認出来なかった。
全ての指が痺れるのは珍しく、何か思い当たる事はないかと聞いても特に思い当たらないとの事。
頸部から治療を開始すると、そう言えばスマホを新しくしたんだけど、おっきいのよねー、、、とおっしゃる。スマホを見せてもらうと、小柄で手が小さい患者様には確かに大きい。スマホの使用頻度も高く、大きいスマホを左手でずっと持って画面を見たり、写真を撮っているのが原因ではないかと言ってみると、そう言えばスマホを変えてから1ヶ月くらいしたら症状が出始めだとのこと。
まず帰りにスマホスタンドを買って貰う事をお勧めすると共に、掌の筋力をつける運動を指導。スタンドを使うことにより負荷が減り、掌の筋力がアップすれば痺れや痛みはだいぶ改善されるのではと思われる。
スマホは必須アイテムとなっている人が多く、スマホ首、腱鞘炎、肩こりなどのトラブルも増えています。便利なのは間違いないのですが、健康を害することのないように使用しましょう。