主訴 足元においた料理酒を取ろうとしてかがんだら、右腰に電気が走ったような衝撃があり、動けなくなった。午前中寝ていたが、全く良くならないためその日の午後に来院。背中からお尻ぐらいまで、一本スジが入ってしまったみたいに痛くて動かせない。
経緯は典型的なギックリ腰である。背中、右脇腹、坐骨、股関節、いずれも硬く圧痛もある。症状が急に来ているため、過度な刺激は厳禁。刺激を最小限になるよう効果的な場所を選び施術。その後腰部の調整を行うと、少しの動きでも痛がっていたのが、少しずつ可動域が出て来た。
ギックリ腰の要因に疲れがある事を伝え、仕事を数日あけてもらうように依頼。とても多忙な方なので痛いけどなかなか予定は変えられないと言う。そのため、何故ギックリ腰になってしまうのか身体のしくみを説明し休む必要性を納得していただいた。
帰りもまだ痛そうであったが、これ以上の刺激は逆効果にもなりかねないので固定して帰宅してもらう。
本日が2日目だったのだか、お電話で予約をもらう時の声が昨日より数段明るく、痛みも半分くらいになったとのこと。本日は刺激量を少し増やし、背中から股関節までの鍼治療と前日のような調整を行った。
おかえりの際は歩くのは支障がなくなるまで回復。靴を履く動作はまだ痛みが出るとの事なので、引き続きの来院を指示してご帰宅頂きました。