主訴 数年前に半月板を損傷し、走ることが出来なくなった。その後リハビリを行い、ランニングマシンでなら4km程度走れるようになったが、ある一定の角度になると膝に激痛が走る。また、階段を降りるのが痛い時があり、手すりをつかまって、ゆっくり降りている。
ご本人の努力で半月板損傷をだいぶカバー出来るようにはなっているものの、ある角度になると激痛が走る、また平地は大丈夫だけど階段を特に降りるのが怖いということはカバーしきれない部分が残っているということです。半月板損傷部位にもよるのですが、一般的には大腿内側の筋肉がうまく使えていないことが多いです。
また、この患者様のように、良くなって日常生活にほぼ支障がなくなっても、運動となると元のパフォーマンスに戻らず、本人も運動がだんだんとつまらなくなりやめてしまう方も多いです。
そのため、大腿内側の筋肉を使えるように抵抗運動を行うとともに、腰回りの筋力も強化しました。
ご自身で出来るセルフケアも教え、来院時も調整を行なったのですが、とても一生懸命やっていて、本気で治したいという思いが伝わってきました。
真摯な努力が身を結び、4回治療を終えた頃から階段を降りるのにほぼ痛みが出なくなりました。
ご自分のトレーニングではなかなか大腿内側単独の筋肉を強化するのは難しいです。
半月板損傷後の痛みに悩んでいる方は当院にご相談下さい。