主訴 右肩が痛くて手を後ろに回せない。うつ伏せに寝られない。人差し指、中指に痺れがある
当院に来院された時には症状が出てから既に10ヶ月以上経っており、よくなったり悪くなったりを繰り返していたが、いよいよ痛くなったので来院されたとのこと。
炎症が強く、どの動きでも痛みが出てしまう。そのため他動的に中周波を使って筋肉を動かし、鍼を行う。
それでも痛みが取れないため、出来る範囲に抵抗を下げて抵抗運動を行うと少し可動域が出てきた。
それでも炎症が強く、これ以上一気に動かすのは良くないので、炎症が取れるトレーニングを教え、1週間寝る前にやってもらう事にして1回目の治療は終了。
2回目は仕事の都合で2週間あいてしまったのですが、何故か症状が悪化(-.-;)。聞いてみると、前回治療の翌々日あたりから大分痛みが和らいだのであまり気にせず動かしていたとのこと。独自の運動も取り入れており、動きを確認して無理のある動きはほかの動きに変えてもらうよう指導。
治療は1回目と同じですが、自宅でのトレーニングを1つ追加して治療を終了。
3回目のご来院の際は、痛みはあるが前ほど鋭い痛みではないとの事で、可動域も改善が見られました。胸を開くストレッチはまだ痛くて出来ませんが、指の痺れもかなり改善され、手を後ろに回すのもだいぶ出来るようになりました。
四十肩は緩解と増悪を繰り返します。平均治療期間は10ヶ月、長い人でなんと2年です。
この患者様もしばらくフォローが必要になりそうです。
