転倒後の股関節の痛み 20代女性

主訴 自転車で走行中に段差でタイヤが滑り転倒。とっさのことでその時のことはよく覚えていない。転倒後左股関節が動かすと痛かったが翌日さらに痛くなった。大腿部内側に痣が出来ている。日にちがたち、股関節の痛みはだいぶ治まって来たが、つっぱり感が取れない。仕事に行くと痛みが戻ってしまい、自力では治れないと思い転倒から約一週間後に来院。

まず驚いたのが、転倒からすでに1週間経っているのに足を引きずりながら歩いている。本人に痛くて(足を引きずらないと)普通に歩けない?と聞くと、そんなに変に歩いているつもりはないとのこと。

大腿部内側の痣をみると、ハンドルがぶつかったのではないかと思われた。元来動物は体の内側をぶつける事は珍しく、たまたま運悪く倒れた時にハンドルがぶつかってしまったようだ。痣に関しては、マッサージをしても状態は改善されないため、塗り薬をぬって様子を見るように伝える。

左腰部と左臀部に圧痛がみられたため、調整を行った。

治療後歩いてもらうも、姿勢は良くなったもののまだ少し足を引きずって歩いている。まだ痛い?と聞くと、痛いというより怖い、とのこと。足を引きずる歩き方が常態化してしまったようだ。

不安を取り除くために左大腿部を包帯で圧迫してみるとだいぶ歩き方が改善されました。圧迫されると安定するのでそれだけで歩きやすくなる人は多いです。

2回目の来院時には普通に歩いてご来院されました。つっぱり感が残っているとの事だったので包帯は巻かず調整のみを行って治療を終了。仕事復帰も無事にされました。

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